教育の現場にいる人で、
「偏差値だけで学校の価値が決まる」と
本気で思っている人は、ほとんどいないでしょう。
文部科学省もまた、
学力だけではなく多様な能力を評価する入試を推進しています。
総合型選抜。
学校推薦型選抜。
多様な評価軸を取り入れる動きは、
確かに広がっています。
それでもなお、
学校の評価は依然として
偏差値やランキング
という尺度に強く影響されています。
なぜでしょうか。
偏差値はわかりやすい
理由は単純です。
偏差値は
とてもわかりやすい指標だからです。
学校の価値を
数字で比較できる。
ランキングとして並べられる。
受験生や保護者にとっても、
理解しやすい尺度です。
しかしその一方で、
偏差値では語れないものがあります。
学校が本当に育てているもの
学校の教育は、
単に知識を伝えることではありません。
学校が本当に育てているのは、
学生や生徒が
自分の人生を生きる力です。
自分で考え、
自分で選び、
自分で行動する。
そして
学び続ける。
その礎をつくること。
それが学校教育の本質ではないでしょうか。
教育の中心には思想がある
人を育てる教育には、
必ず思想があります。
どんな人を育てたいのか。
どんな社会をつくりたいのか。
その学校が持つ
教育の思想です。
この思想があるからこそ、
- 教育活動が生まれ
- 教職員の行動が生まれ
- 学生の経験が生まれます。
そしてその積み重ねが、
学校の価値になります。
学校ブランドとは教育思想である
ブランドとは、
ロゴでも広報でもありません。
ブランドとは
その組織の
存在の意味
です。
学校ブランドとはつまり、
その学校が持つ
教育思想
です。
どんな教育を届けたいのか。
どんな未来をつくりたいのか。
その思想があるからこそ、
学校の価値は社会に伝わります。
偏差値の先にあるもの
偏差値がなくなることは
おそらくありません。
しかし、
偏差値だけでは語れないものがあります。
それは
学校の教育思想です。
学生や生徒の心に火を灯す教育。
自分の人生を生きる力を育てる教育。
そうした教育の中心にあるものを
言葉にすること。
私はそれを
存在設計
と呼んでいます。

