オープンキャンパス。
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広告。
動画。
新しい学部。
新しいプログラム。
どの学校も、努力しています。
けれど、その一方で、
僕はずっと感じてきたことがあります。
それは、
学生募集とは、
本来“集める”ことではないのではないか。
ということです。
学校は「選ばれる側」なのか
学生募集という言葉には、どこか
「いかに学生を集めるか」
という響きがあります。
もちろん、学校経営において学生募集は重要です。
定員確保は、現実として避けて通れません。
しかし、もし学生募集が
「数を確保すること」
だけになってしまったら、
学校はいつしか、
“選ばれるため”だけの存在になってしまいます。
本当に必要なのは「共鳴」
子どもたちは、
パンフレットやホームページの情報だけで
学校を選んでいるわけではありません。
もっと深いところで、
- なんとなく惹かれる
- 空気感が合う
- この学校の考え方が好き
そんな感覚で、学校を選んでいます。
つまり、学生募集とは、
「どれだけ広く伝えるか」
ではなく、
誰に、何が、深く届くか
なのではないでしょうか。
学校には「思想」がある
学校ごとに、
本来、育みたい未来があります。
どんな社会をつくりたいのか。
どんな人と共に学びたいのか。
どんな教育観を大切にしたいのか。
その思想が、
教育活動や教職員の言葉に
自然と表れている学校には、
独特の空気があります。
そしてその空気に、
共鳴する学生たちが集まってくる。
僕は、
それが本来の学生募集だと思っています。
「選ばれる学校」を目指さなくていい
「どうすれば選ばれるか」
その問いだけでは、学校は苦しくなっていきます。
流行を追い、他校との差別化を探し、目新しさを求め続ける。
でも、本当に必要なのは、
この学校は、何を大切にしているのか。
を、見失わないことです。
学生募集は、学校の“存在”そのもの
学生募集は、
広報活動の一部ではありません。
学校の存在そのものです。
どんな学生と出会いたいのか。
どんな未来を共につくりたいのか。
その問いに向き合ったとき、学校ははじめて、
“自分たちらしい募集”ができるのだと思います。
「集める」から、「出会う」へ
学生募集を、競争として考える時代は、
もう限界に来ているのかもしれません。
これから必要なのは、
「どれだけ集めるか」
ではなく、
誰と出会い、
どんな未来を共につくるのか。
という視点です。
学校とは、未来をつくる場所だからです。

